上野公園

疲れ果てて

疲れ果てて

週末が来た。昨日は祭日だったのに普段の2倍のスピードで仕事をこなす。おかげでストレス性のフケも真っ白な粉雪のように肩に振り積もっていたのが、今日になったらピタリと収まる。私の体は本当分かりやすい。不安や心配事があるとこれでもかと体が意思表示する。ウルトラマンの胸の赤ランプと同じ。そこから逃げたら絶対ダメ。立ち向かうと消えてくれる。きっと死ぬまで倒れることは許されないんだろうな、とも思う。木曜日に居間のエアコンが故障して止まった。今日、メーカーの技術の人が来て見てくれた。あっ下に油が漏れてますね。配管...
上野のレトロな床屋さん

上野のレトロな床屋さん

最近良く行く床屋さん。思いっきり昭和でレトロな雰囲気。それだけでも一度は入る価値がある。ご近所なので気分転換も兼ねて上野の山をおっちらこと降りていく。その名は齋藤理容館。上野郵便局並びにある。建物年齢は軽く50歳超、木造2階建て。店の中はこんな感じ。半世紀以上前に制作されたイスが皮艶も良く現役で並ぶ。でもこれだけなら、何度も通わない。この店の最大の売りはご主人の技術にある。髪が薄くなった我ら中年。一番気になるのは髪が乱れた時の格好悪さだ。惨めな濡れた犬のような髪にだけはなりたくない。若い時のように乱...
ホームレスの杜

ホームレスの杜

先日上野公園を散歩してみた。平日の昼下がり。両大師から新装なって地下室が出来た科学博物館の前を通り・・、ん、博物館前の大銀杏の丸い植え込みに大勢の男たち。手配師を待つ労働者の群れ?いやいや元ホームレス?目に力が無い。とに角公園のベンチの方までずらっと座ってる。公園のカラスの大群よりも数が多い。これは、もしやもしや、と思いホームレスの杜に向かった。青いテントが並ぶ昼尚暗い森。のはずがあっけらか~んと明るく光をはね返すステンレスの彫刻が並ぶ。おお、いなくなった。一掃された。この一帯は学芸大の生徒が通る通...
桜滝

桜滝

恐ろしげな雷が鳴る中をご近所散歩。今年最後になるであろう桜、「御車返し」を見に行くために。いつもの両大師はひっそり。竜がのたくりそうな空の下で、御車返しは力を振り絞って咲き誇っていた。あ~、まだ元気だ。むふふ。この解説までやるともう単なる・・じゃ。こちらは同行の奥様が写した輪王殿の枝垂れ桜。今年はちとお疲れの様子。でも桜の滝が流れるようだ。...
砂の彫刻

砂の彫刻

文化会館前の広場に作られた砂の彫刻。以前、夜にこの前を通った時は固いガードの元、中が全然見えなかった。作成中だったのだろう。今は24時間警備体制。氷の彫刻とは随分と待遇が違う。歌劇タンホイザーの為の彫刻らしい。19日まで。その後は壊されてしまう。文字通り砂上の楼閣。こちらは裏側。最初駅側から近づいたのでこちらが表かと思った。ついでに途中で見た上野マツザカヤの広告カー。...
砂の彫刻その後

砂の彫刻その後

文化会館前の砂の彫刻は跡形も無く消えた。そこに一時期あったのだという、かけらさえ残さず。警備が厳重すぎて、人々は恐る恐る見るだけ。今日上野の西洋美術館の庭を散歩していて思った。広い庭に警備員が一人いるだけで、彫刻を見る目は半分曇る。彼らの黒い影が心の中のカラスの羽となって残るのだ。ロダンのカレーの市民。解説は→http://salut.at.webry.info/200607/article_33.htmlご存知ロダンの考える人。頭が気になってしょうがない。これって髪じゃないよね。帽子でもない???...
おたま

おたま

山手線の内側にもちゃんと自然はある。上野公園のお寺でおたまじゃくしの大群を見つけた。一瞬分からなかった。黒くて小さいものがうじゃうじゃ・・。コップ一杯分で10匹か?4m2程の池全部で、ん万匹??どこから発生したのじゃろう。皆同じ種類、同じ大きさ。まるで養殖だ。故郷の3本松の沼の巨大なおたまじゃくしを思い出した。かえるの卵はおどろおどろしくて、奇怪だった。沼の臭いは生物と植物の死骸で、すごかったな~。この大量のおたまはどうするんだろう?どうやって生きていく?夏の縁日で売られるのか知らん?それにしても、...
両大師にて

両大師にて

いつものコース、両大師へふらっとお散歩。名物の八重桜も今年はバタバタしていて見られなかった。ほんと、残念じゃ。将軍見返りの桜なのにな~~。すっかり新しい緑に包まれ始めたお寺の境内。いつもの色とりどりののぼりも緑の中に自然に溶け込んでいる。ここは木漏れ日が特に美しい。小さな植木コーナーがある。住職が大切に育てている鉢だ。その一つの水がめに小さなクモが完璧に同心円を描いていた。あ~この構造を見て建築に応用しようとした歴史があったっけ・・。下はそのアップです。...