終わった!

終わったぞ、といっても1回目の確認申請訂正が。
それも構造以外の図面じゃ。

ここまで何と2ヶ月、60日!!
従来なら3回も下ろしている時間だ。
それでようやく確認受付の一歩手前。つまり約半分というところ。
ふ~、まあいいか、ここまで胃腸を痛めながら心すり減らしながら来たもんね。

見えてきた、見えてきた。結局審査する方も提出する方も
改正前と同じ人間同士?っていう訳だよね。
和気藹々とほぼ終了。1部に未完事項ありだけれどこれは後日。

しかし、我が構造が全部計算やり直しになった!
全部だ。全部。
暫定的適応プログラムで計算しているのに・・だ。
こんなことは初めて。
開業以来、15年間の建築経験で1回もないぞ。

今まで多少の追加変更はその部分だけの部分計算で差し替えていたのが
全く不可能になった。
最初から全て計算しなおしなさい、だ。

つまり構造計算は従来120%くらいの労力で確認申請が通せたのが200%以上になったと言う事。
ドキン、ってことは構造計算の仕事量=構造設計料の値上げ??
それも半端じゃないよ。

世の中では構造事務所の廃業が続いていると聞く。
それは若い設計者で今までは一級建築士事務所の名の下で仕事をしていたのが
資格を有していない為に、新法の元では営業できずに消滅したと言う事かいな、
と思っていたけれど、そうでもないよう。
とても労力と報酬が合わない、と辞めてしまうのかしらん。

これは痛手だ。
若くて能力のある構造事務所は私は大好きだ。
彼らと仕事するのは新鮮でエキサイティング。
なのに、もう出来ないのか?
これって、構造設計の厳格化じゃなくて、結果的に空洞化を導いている?

どうするんじゃい、国土交通省よ、構造事務所がいなくなってしまうぞ。
この悪の新法で。

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