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雪の日にサヨナラ

雪の日にサヨナラ

昨晩、父の葬儀の帰り道、関東は今シーズン初の大雪となった。降る事はあっても積もることのない、関東の雪がついに積もった。親父さん、随分と印象的なお別れにしてくれたね。1921年12月12日に生まれ、2011年2月11日に死去。享年89歳。建国記念日に亡くなり、バレンタインデーに葬儀。どちらも大雪。昨日父とのお別れの4日間が終わり自宅に戻った途端にものすごい胃痛に襲われ身動きできなくなる。やっとこさ大雪の中、タイヤが滑りそうなタクシーに乗り救急病院へ行く。そこは父が最初に入院した病院だ。またしてもやって...
親父の旅の終わり

親父の旅の終わり

朝の5時に不安を乗せた電話の音が鳴る。6時病院に駆けつける。繭の抜け殻のようになった父の姿。もう魂はない。天井を見渡し捜す。隅のところに僅かに痕跡。さっきまでいたんだね。7時には契約していた葬儀社が迎えに来る。早いものだ。一緒に車に乗せてもらう。外は雪、雪、雪。北海道の匂いだ。連休の初日、私に一番ダメージの少ない日を選んでくれたみたい。人は干潮とともに去る。親父の亡くなったのは丁度その時間みたいだ。さよなら。死はそんなに遠いものではないよ。...
あ、全然

あ、全然

今年になって何もHP更新していない。何しろ初詣の予定からして電話で狂い新年初日から役所調査と相成った。明治神宮に着いたのはもう夜。閉門されてるかしらん、と思いつつもまだ1時間残っていた。ゆっくりとお汁粉を食べるでもなく、慌しく外に出ようとすると、夕闇の中、これから入ろうとする若者たちが入り口で阻止されている。そしてもう2月だ。日曜日だけが休日。仕事が豊富なのはうれしいのだが、ここらで休息したい。明日は久々に休むのだ。土曜日に休む、事業者は普通考えない・・はずだ。でも一日くらいは休むぞ。ニャー、犬のよ...
崩れる世代

崩れる世代

子供の頃建築を目指した。丹下健三の建築を見たから。そのとき全身を走り抜けた雷は手足を震わせ、夕日の影の中に熱い未来の自分を見た。あれはまだ11歳の頃。少年は何も疑わずに夢を追う事に決めた。大学の建築学科に入り、無謀だと言われながらも建築事務所に入り、いくつもの経験を積み、予め決めていた40歳を前に独立した。あれから20年が過ぎようとしている。気がついたら周りに建築をやってる人間がいなくなった。たった一人で波打ち寄せる孤島に浮かんでいた。まるで島そのものだ。硬い岩で出来た不屈の島だ。そして恐ろしいほど...
親父の夢の旅は続く

親父の夢の旅は続く

親父が入院している。今の病院は9月26日に入院だからもう2ヶ月だ。その前にも別の病院で2ヶ月。3ヶ月毎に転院しなければならないので、年末年始は忙しくなる。病名が無い、病気ではなく老衰のみという珍しいパターン。多分親父の系統は体が丈夫なのだろう。寝てばかりいる。やせ細った体。顔は別人のように変わった。頭だけはぼけても元気だ。入院したての頃は、虐げられた犬のように全ての人に噛み付いていた。今ではすっかり居心地よくなりのどを鳴らしておねだりしている。きっと人の中に居る事が温かく気持ちよいものだと今頃気付い...
大人の旅、西伊豆へ

大人の旅、西伊豆へ

夜中に到着した最初の宿から見た朝の多々戸浜。小さなテラス庭がついてる。朝起きたら、突然目の前が砂浜!これをやって見たかった。多々戸浜から見上げる宿泊した宿、この反対側、西側には入田浜がある翌日の宿は西伊豆の銀水、東伊豆の銀水より立地は抜群によい。ここは当然ながら沈む夕日が売り。雲ひとつ無い抜群の天候の中、沈む夕陽を見ながらのワインがつく。でもわたしゃそれどころではな~い。ここで発熱し38.5度、布団の中で夕陽を見上げる。でも負けずに旅行を強行する。銀水の石ころのプライベートビーチ、建物のはるか下にあ...
う~

う~

この2週間は物凄い事になった。2週間前、旅行先のは露天風呂ではしゃぎすぎて、60段の階段を登り山頂に裸で登った。星を見ながらう~、願い事一つ。一番になること、いつもそればかり。降りるときも60段、体は冷え切り、う~、もういや。翌日、美しい海岸線を見ながら、風邪に沈んだ。38度5分、やられた。う~。風邪などこの2年間引いた事もなかったのに。残りの日程を根性で完走し、奥様を喜ばせ、帰ってから倒れた。それで1週間が過ぎた。...
久々の

久々の

関東はお天気。ここのところじめじめ、台風だったけれどようやく秋らしいお天気だ。こんな時に旅行に行く人はいいな~といつもなら思うが今回は行くのは私だ!ニャー。日頃働きすぎなので、ゆったりと温泉に浸かってきまする。晴れた日に旅行に行くと、その後の会社の運勢も良いのだ。これ今までの教訓。ニャー。...
夢:私の腕を掴むのは誰

夢:私の腕を掴むのは誰

実家の昔の自分の部屋にいる。もう誰もいない、この部屋は自由に使おう。そう思って、とりあえずベッドに横になろうと窓のカーテンを閉めた。体を回転させてベッドに向かおうとすると、誰かが私の左手ひじの辺りをぐっと掴んだ。誰だ、誰何するが何も見えない、透明の手だけがリアルな実体を伴っている。意外に強い力だ。右手で掴む腕の周囲を払うが何も手に触れない。透明な幽霊と格闘している。----------------------------------------------この腕は入院中の父だ。昨日見舞いに行った時に...
ntoskrnl.exeが壊れてPCが起動しない

ntoskrnl.exeが壊れてPCが起動しない

祝日に連続出勤して仕事を片付け、やれやれと朝PCを起動しようとしたら、あな恐ろしやPCが起動しません。SYSTEM32の下にあるntoskrnl.exeが壊れているというメッセージが出る。いろいろネットで調べると、メモ帳で開いて中味を修理すればよいとある。でも開いて中味を見てもどこもおかしくない。壊れてないのかなと思うが、あとで知るのだがこのntoskrnl.exeファイルやたらと大きいのだ。2MB以上ある。メモ帳で見られたのはほんの一部だけだった。1)早速メーカーであるHPのサービスに電話して教え...