不明熱パート3


高熱発生後、第3週4週と過ぎていく。治療は大学病院に移り、
抗生剤も3種類4週分投与、血液培養3回、CT2回,心臓の超音波検査、果てはガリウムシンチなるアイソトープ検査も受ける。
で、で何も出てこない。鼠一匹出やしない。
ほぼ体全体が極めて健康体という結論のまま日々は流れる。

待ちくたびれた体が熱でボロボロに焦げたまま反撃を試みる。
狼みたいに歯をむき出して吠える。
39度以上の高熱を押しやり、徐々に37度台まで押し込む。
4週目には解熱剤もいらなくなった。
大量の汗と体力と時間を失い、ついでに体重も失い茫然と窓の外を見る。

どうしたんだろう、本当に。これに意味があるのだろうか?
ある、決まってる。
働きすぎだ。これ以外にない。
リーマン以降、失われた全てのものの復活を願いしゃにむに働いてきた。
でももういいみたいだ十分働いたはず、ペースを落とそう。
自分の年齢なりにゆっくり生きよう。
とりあえず来月分から60%でスケジュールを組んでみる。
これでいいのだ。
もう失ったものは取り返したんだ。
そう自分に言い聞かせる。
寝ている間も設計の仕事をしなくていいのだ。
次の新しい時間割に進もう。若かったころの思い出は置いといて。
画像は近くの大きなお寺で撮影。彼岸花だらけの庭でした。

2件のコメント

  • tamaさん…
    無理せず…とは言えませんが
    養生だけはしてくださいね。
    不思議な体質のtamaさんですから
    色々な物を背負ってしまうのでしょうね。

    • ご心配おかけしてすいません。
      気づかないうちに走りすぎていたようです。
      兎に角、体を休ませます。ペースダウンですね!

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