建築・デザイン

横浜へ

横浜へ

横浜へ行く機会が増えた。市役所の建築関連は横浜公園の裏手にある。当然、横浜球場を通り、公園を抜けて、中華街の入り口を右に見て歩く事になる。最近も通った折に、球場前にわんしゃか女子高生の大群がいた。湖畔で舞う白鳥の中を突き抜ける気分でうはうはと通り抜ける。前からやってきた5人組の女の子が、突然私の方に手を挙げた。「よっちー!!」と私に向かって大声で呼ぶ。むむっつ、何で知ってるんだ。わたしゃ家では奥様からいつもそう呼ばれている。まさかね、でもね、悪くないね、と心の中でつぶやきつつ、彼女らが私の背後の友人...
またも土曜日

またも土曜日

FMから流れる「埠頭を渡る風」を聞いてたら無性に海に行きたくなった。やっぱ、ユーミンはいいわ、とほくそえむ。風が見える、って表現はすごいよね。来週辺り海へ、行きたい。う~行きたい。九十九里、銚子もいいな~。あの荒海は得がたい。でもちと遠い・・。体が何だか疲れてる、背中が1枚の板のようだ。おかしい??と思ったらもう2週間休みをとっていなかった。実施設計が始まり、確認申請を久々に出した。そうする為に日曜日も働いていたんだ・・。自分で忘れている。体力が落ちたんじゃなくて、記憶力が。。こちらの方がやばい。建...
謹賀新年

謹賀新年

2007年おめでとうございます。こちらソフトバージョンの賀状デザイン。こちらはハードバージョンです本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年が終わってしまう

今年が終わってしまう

ようやく年賀状のデザインが決った。もう20年以上、干支をデフォルメしてデザイン続けている。そろそろ何行苦行になってきた?初めの頃はプリントゴッコが出来た頃、大量印刷がうれしくて、あのバチッと電球を光らせて原稿を作っていた。今は完全手描き、線画を画用紙にコピーで焼付け透明水彩で色づけ、それをスキャンして文字を入れて完成。画像データはサイズにこだわらずに済むので助かる。今年は調子に乗って2パターン作ってしもうた。あ~これでやっと正月が迎えられる。今年は激しい年だった。新記録樹立の企画件数。もう誰にも追い...
ルーテル市川教会

ルーテル市川教会

急に暇になった。で教会を見に行った。ちょうど50年前に建てられたらしい。設計者はヴォーリズ。今では「一粒社ヴォーリズ建築事務所」のほうが通りが良い?最初にHPで写真を見た。その時は大したことは無い、と思っていた。国府台の駅を下りて山と川を目指して歩く。この設定自体が、東京のすぐお隣であるはずの市川では??なのだ。川沿いに行くとすぐに見つかる。信じられないくらい静かだ。市川市に対して持っていたイメージと全然相反する。それは建っていた。静かに。山と川をつなぐ視覚的中間点に。近づくとさすがに年輪を感じさせ...
SketchUp

SketchUp

GoogleのSketchUpというソフトを練習始めた。3Dは昔からの夢だった。スケッチで描くように自由に感覚的に使え、軽くレスポンスの良いものを長い長い間探していた。2DCADにはJWCADというのがある。重宝している。がいかんせん2次元の話でオマケで付いている2.5Dはお世辞にもスケッチ感覚とは程遠いものだった。日本語版は8時間の使用制限付き。英語版は制限ほぼ無しのフリー版。無論両方で試している。日本語版で手っ取り早くヘルプとチュートリアルを試し、実際に描くのは英語版の方。保存も英語版を使用。日...
ひさびさの

ひさびさの

お~、もうすぐ10月だ。このブログ実名で書いている。一部からは分からない様になってるけれど。それが逆に重い。全てがリアルで仕事関連ならすぐに建設関連の営業が興味を持ってやってくる。プライベートでもご近所さえこのブログ知ってるらしい。重い・・、書けなくなる。という訳で開き直って、書きましょか。ここ連続で現地調査ってやつに行ってきた。日ごろ事務所で座って鉛筆の芯を舐めてばかりの仕事。健康にいい訳が無い。唯一の運動は通勤電車で立っている事くらい。だから積極的に体を動かす事にした。昨日行ってきたのは台東区、...
夏の風邪

夏の風邪

風邪を引いた。エアコンつけっ放しで無防備に寝ていたのが災いした。体中の力がすっと抜けていく。血を抜き取られた後のように、魂ごと抜き去られていく。これが意外といい気分なのだ。仕事のノルマを一気に2倍以上に設定した。そうしたら全然精神的にも休めなくなった。高高度を超音速でがむしゃらに飛んでいるような気分の日々が続いた。燃料が切れかけていた。高速で飛ぶ事に快感を覚えていた。中毒のように仕事をこなした。でも未だノルマは半分。例年なら一休みしてるのに、今年は自分を休ませていない。そしたら壊れた。いや壊れそうに...
大規模改修工事は踊る

大規模改修工事は踊る

自宅マンションの大規模改修工事がやっと決った。ここに来るまでは七転八倒、阿鼻叫喚、の世界(ちと大げさ?)足掛け2年。何故か当然か大規模改修委員となった。確かに私は建築設計のプロだけれど、新築工事のプロ、であり改修工事の方は生涯2回経験しただけ、マンション改修は1回それも10数年前のみ。他のメンバーは皆年齢もそれなり、きっと役職もそれなりのこわもてが揃った。かくして大規模改修工事は数人の委員会メンバーと数人の理事の方々、と共に検討会がスタートした。まずは業者選定。とその前に業者推薦、がある。当然の事な...
ドッペルゲンガーは紙飛行機を折るか

ドッペルゲンガーは紙飛行機を折るか

目の前に二つの案がある。一つは私が作ったもの。高性能ジェット戦闘機のような設計図だ。高機能、高効率、最新の構造力学、優しい人間工学誇らしく今にも飛び上がりそうだ。もう一つは客が持ってきた別案。弱弱しく、イメージも弱く、構造も成立せず、法規も理解していない。無知ゆえの自由さに溢れていた。まるで紙でしか成立しえない建物。紙飛行機のデザインだった。それを見ていて不思議な感覚に捕らわれた。若い頃の自分のスケッチを見ていた。恐れを知らず、現実も知らず、構造も法規にも頓着せず、ひたすら原始的な感情だけで作ってい...