日常・流れゆくもの

老人ホームへシャワーに

老人ホームへシャワーに

この文句が定着しそうなわが家。近くのジムに汗をかきにいくのだが、こんな表現になりそう。ジムといえばセレブの集い、のイメージがあった。トレーニング中の矢沢永吉に近づいてきた小林武が何気なくこんどのAPコンサート一緒にどうですと誘う、そんな光景すらちらつく。期待感がいやが上にも高まる。ところが25年ぶりのジムはそんな淡い期待を吹っ飛ばしてくれた。まさに老人ホーム、年寄りのリハビリ天国。綺麗な女の子の筋肉質の胸から滴る汗、真っ白な歯を見せて駆け寄る爽やかなトレーナー、彼らはどこにもいない。ここは看護士養成...
今日も遅刻だ

今日も遅刻だ

今週3回目の遅刻、普段でも10時前に着くことはない、それが1時間の遅刻!疲れてるときはもう無理しない、電話も殆どないし人も訪ねては来ない。全てがメールで始まりメールで終わる。15年前に東京に進出したときに誰が想像できたろう。...
壊れるものたち

壊れるものたち

家中の物が集中的に壊れていく。どうなってるんだろう、台所で音がする、私の湯呑みが割れる音、20年間無事だったのに。足踏み式のゴミ箱のペダルを踏抜いてしまう。これまた20年物。ガスの五徳が割れる、洗面所の蛍光灯カバーが割れて砕ける、私のプリンターが厭な音を立てて紙を巻き込んだきり動かない、直そうとしたらレバーが折れた。1年も経たずに革靴の底が裂ける、安物じゃないはず、シャツもズボンも一気に数が減る、終いには私自身が眼精疲労でフラフラになる。代えられるものと代わりが無いもの、お構い無しに周囲の時間だけ早...
正月休みは終わった

正月休みは終わった

10連休のはずが会社に来ているはずの年賀状が気になり遂に出てきてしまった。折角だから明治神宮で初詣も済ませる。奥様は今年は欠席、昨年不幸が有ったからね。それほど混んでいない、会社関連は午前中だし、午後は個人か観光客。いつも詰まらず、御神体は影も見えず、見えない白布に向かって未来を託す人達。後ろが詰まってるので素早く白い鳳が飛翔するイメージを結ぶ、短時間ながらうまく行く。唯一の休憩所のオープンスペースは人だかり、レストランだけは高く見えるのか毎年ガラガラ、ここで温かいココアを飲むと心が休まる。食事はし...
もう秋だ

もう秋だ

忙しくて体の回復が追いついていかない。そんな日々が続いている。それでも秋だからと、モネ展、二紀展、元陽展へと足を運ぶ。上野公園にも行ってない。これはいくら何でもナ~と思う。美術に触れてその場所でお茶を飲み窓の外の枯葉の感触を心で感じる。絵を描くこともない、スケッチもしない。頭の中でもやらなくなった。やるのは料理のシュミレーションのみ。何もかもうまく行くはずが私生活の面でずっこける。運命のバランスってやつに足を取られ転びそうだ。やらなければいけないことは山積み、何もしないと今年が終わってしまうよ。時間...
引きこもってしまった君に

引きこもってしまった君に

親戚に引き篭もりの男の子がいる。直接会って話したいのだがそもそも外に出てこない。父親に似て背の高い色白の子だ。といってももう30になる。奥様の友人の子供にも同様な男の子がいる。二人は年も近い。就職氷河期で思うようにならず、心に傷を負った子供達だ。周囲の大人たちはきっと沢山のおせっかいを焼いているだろうからその手の事は言わない。私に出来るのは自分のささやかな体験を話す事だけ。もし男として生まれ、男として生きて、死んで生きたいのなら少しだけ読んで欲しい。私も大学にはすんなり入ったけど出るときは長引いた。...
決算だ決戦だ

決算だ決戦だ

と他人にはどうでもよいこと。事務所は5月末が決算なので、税金を支払う準備をしなければならない。しか~し、3月末が決算期の多い企業、官庁の影響でこちとら4月、5月はげっそりとやせ細る。税金用の蓄えなぞある訳も無い。8%の消費税、ついでに6月の源泉徴収もあるし法人税関連、税理士への支払いと続く。小さすぎる企業にも税金は容赦ない。これを稼ぐ為にどれだけ働いたのだろう?小さな会社では個々の金額に、働いた時の感傷が乗り移っている。それ故に大きくなれないのだが。がつん、どかん、逃げる、かわす、笑って許してという...
続・カンレキブルー

続・カンレキブルー

還暦が自分にとって一体何を意味するのか、それが人生において終着点であるように思われるのは何故だろう?と考えているうちに1年が通り過ぎた。まるで常磐線の終点は上野駅でそこで自分は一体何をすべきか、この場所が多くの人にとってどのような意味があるのかなどと考えているうちに終点は品川まで延長されていて通り過ぎちゃった。のと同じである。間の抜けた話ではある。還暦はただの通過点ではない。人生ご苦労様の一つのゴールなのだ。シームレスで時は走り続けるけど、人は何処かで青春の熱き時代のゴール、終着点を決めなくてはなら...
秋の日の過ごし方

秋の日の過ごし方

疲れた忙しいと言っていると、1年中そうなのだと思われる。ブログに月に1回きりのフレンチやイタリアンを食べている写真ばかりを載せ続ければ、この人は1年中そういう食生活を送っていると思われる。多分・・。見栄っ張りの私にもそういう傾向はある。でもその手の文章は記録として書いている。写真に残すように文章に残していく。読み返すこともないけれど。ここ半月以上は暇だった。というか通常の忙しさに戻った。忙しくないことは普通はいいことだ。でも自分自身に給料を払う身にはそうでもない。体力的には吉でも精神的には凶と出る。...
壊れた?

壊れた?

夏休み以来の3連休を取る。祝日はずっと休み無しだった。初めて仕事が嫌になった。一生大好きな仕事でいられると思っていたのに。朝、シェーバーの異音に気付く。今までにないスカスカした音だ。壊れた、と思って夕方急いでBIGCAMERAで同じタイプの物を買う。家に戻り壊れたはずの古い方を試しに充電するとちゃんと動いた。今まで充電不足のランプが付くとすぐに気付いたのに・・壊れていたのは自分の感覚だった。仕方なく奥様には今度の自分の誕生日まで取って置くよと言う。まだ3年目だからちと早いしね。初めての顧客からメール...