台風19号が去った。

空には痛いような青が広がっている。

関東では多くの河川が決壊し、数えきれない家屋が浸水被害を受けた。

前回の15号の時は私の住む千葉県だけ大変な被害を受けた、十分な被害調査が遅れ、 対策は後手に回り、災害と認定されるまで苦痛を強いられた。
でも今回は千葉県だけ免れた。奇跡的に。

大雨特別警報は一都12県に発令された ただし千葉県を除いて。これは50年に1度の災害ではない、多くの人が感じ始めているけど始まりに過ぎない 、これからもっともっと多くなる 。
狂い始めた地球、天変地異に巨大台風地震噴火、決して大袈裟ではない。
なんだか頭のおかしくなった教祖みたいな言葉だけれど。

人は過去しか見ない、見えているものだけが真実で唯一の判断基準だと思ってしまう。

今後我々は沖縄の建築を見直さなければいけない 。
毎年数多くの台風の被災にあう沖縄はほとんどが鉄筋コンクリート住宅でユニークなハリケーンスクリーンも登場し対策は万全である。

関東の住宅もそれにならなければならない。

中途半端な省エネ創エネも結構、だがもう従来の構造では持たない。
全く新しい基準で考え直さねばならない、木造のように安価で簡単に構築できるコンクリート住宅それが今後の課題である。

被害にあって破壊され住む場所を失ってからでは遅すぎる。

年老いて住む場所も頼る人もなくなる惨めさだけは避けねばならない。

画像は我が家の オールブラックス 災害対策用に準備したもの 一式 。

事務所にも同じ組み合わせを置いてある。事務所には寝袋と食料の備蓄もある、悩みは順番に食べて入れ換えなければならないこと、缶詰が多いけど、レトルトは美味しくない、わたしゃこれでもグルメなのじゃ。