不明熱が過ぎて
2020年11月7日
10月4日に爆発した不明熱の熱源は5週目も体内の奥でチロチロと下を出している。
体の何かが押しとどめている。もう2度と出てこない、そう約束してほしい出来ることなら。
何せ熱に焼かれるつらさは筆舌に尽くしがたい。
高熱は12時間しか解熱剤で抑えられない。
時間切れの3時間前から全身を襲う悪寒と頭痛、手足が震えてコップも持てない。看護士さんが驚いていた、ベッドの手すりをつかんで震え続ける私を見て。
熱のピークが来てから解熱剤をようやく処方、その後の3時間がまた汗地獄、Tシャツがビッショリ濡れる、これを2回。ベッドでのたうち回るあまりの汗と熱に。早くさっさと焼いてほしいと思う。
この合わせて6時間の熱地獄が1日に2回来る。
体はやせて体重が毎日0.3KGずつ減っていく、大量のオレンジジュースで補給するも追いつかない。夜も1.5時間しか寝ていられない。
追い立てられる、高熱に、
そしてその中で見る夢は難題を吹っ掛けられて苦しみながら答えを出していく自分、やっとこさ提出したらさらにあり得ないほど難しい形に変形し、突きつけられる。
これは全部フェイクだ、そう叫んでも目覚めない。
全てを解決し回答を出すまで許されない、現実そのものみたいだ。
そう、働きすぎたんだ。
体のどこかが耐え切れずに爆発した。
もう2度といやだ!そう叫んでいたのかもしれない。
浜田省吾「ダンス」ミュージックビデオ公式
今頃、省吾のコンサートの帰り道、黄金色の葉を蹴飛ばしけとばし有楽町の舗道をあるいていたかも知れない。コロナが無ければ。