学士会館
2019年11月17日
今月の2日 今は亡き旧九段高等学校の同窓会があった
場所は神田神保町の学士会館 、今まで一度も入ったことのない建物 。
神田神保町は学生時代から何度も縁があったはずなのにこっちまで足を伸ばしたことはない
もう90年も経つという由緒ある建物 現在は増築をし約2倍の広さになっている 。そこで九段高等学校の同窓会が行われた 。
学年全体だから 知ってる人は意外と少ない ぱっと見1割しか知らない あれれこんなはずじゃなかった。
事前に誰かと打ち合わせすれば良かったけれどそういう相手もいないし いきなり参加してみてちょっと驚く。
年齢層が自分よりずっと上に見える、 皆男は背広姿だ なんで?そういう私はチノパンに赤いニットの セーター、ブルーのカジュアルジャケットを羽織っている。 背広じゃいつもの仕事姿と同じじゃない と思ったけれど皆と話してわかった。
もう退職をして 勤め人の方が少ないのだ、 勤めているのは少数派 背広の方が 落ち着くのかな。?
内部は思ったより天井が高い はりも柱もがっしりしている 震災を経験している建物だからだ 古い建物にありがちな 暗い雰囲気は少ない、 でも重たいね 。この空間は使う人間と建物が力比べしているようだ。
超高層、再開発、地区計画による容積割り増し、おなじみの手法。
こうして小さな街並みは消滅し、ブロック分けされた大きな墓石のような街並みが出揃う。もう路地に迷い込んで心細い思いもしなくて済む?
神田神保町の夕暮れは見知らぬ時間。
手に入らぬものを探して歩き回った、そのころに味わった 哀愁は 片鱗もない、 皆と話しながら心は過去に遠ざかってゆく 、もう滅多に来ることはないかもしれない さよなら神田神保町。
さよなら思い出たち。