日常・流れゆくもの

上野のレトロな床屋さん

上野のレトロな床屋さん

最近良く行く床屋さん。思いっきり昭和でレトロな雰囲気。それだけでも一度は入る価値がある。ご近所なので気分転換も兼ねて上野の山をおっちらこと降りていく。その名は齋藤理容館。上野郵便局並びにある。建物年齢は軽く50歳超、木造2階建て。店の中はこんな感じ。半世紀以上前に制作されたイスが皮艶も良く現役で並ぶ。でもこれだけなら、何度も通わない。この店の最大の売りはご主人の技術にある。髪が薄くなった我ら中年。一番気になるのは髪が乱れた時の格好悪さだ。惨めな濡れた犬のような髪にだけはなりたくない。若い時のように乱...
暑すぎる

暑すぎる

今日の天気はなんじゃらほい。外を歩くと即、猫のドラヤキが出来上がってしまう。アスファルトはまるで真夏の海の砂。照り返し、あぶり出し、芯から蒸しあがる。ほい、中身はあんこ、じゃなくて・・・。...
kashiwa祭り

kashiwa祭り

今日から2日間地元かしわ市のお祭り。ところが今晩は隅田川の花火大会でもあるらしい。今このとき、上野公園にいる私はどちらに行けばよい??このビルの屋上に上れば、隅田川側の棟屋越しに半分ずつ花火が見える。7~8年前まではビール片手に見てたけど、今じゃ新しく建ったマンション群のせいでかなり見えにくくなった。すると、かしわ市の方か?夕方から始まるホテル前ジャズフェスは私の定位置があった。何せ自宅から近い。ここも低予算らしく、毎年同じ演奏メンバー、高齢化、見る人だけ増えて今では定位置確保は難しい。ならばケイホ...
ああ手賀沼の花火大会

ああ手賀沼の花火大会

今年の花火大会はそれは楽しみにしていた。何故って、手賀沼周辺の花火大会を真正面で見ることの出来る場所。傾斜地に建つマンション。そこは私の今年の監理現場だから。悪くても誰かご招待してくれる、そう期待して止まなかった。でも、ああ、でも今年に限って中止である。過去20年間で始めての中止。どうした、柏の雄達よ!お世話になったサンキョーfrontieer、トリを飾るはずが・・・。あのナイアガラが・・、ガラガラと崩れ、親父ギャグか。来年は私はその場所にいないのだ。花火が絶景のあの屋上プレイロットにはもう立てない...
やさしくなれない

やさしくなれない

疲労困憊、働きすぎ。新記録樹立の忙しさ。忙しい事は大変よいことじゃ。でもちと疲れてる。夏が近い、風が告げても心躍らない。寝違えた首が痛く、ひどく怒気をはらんでいる。行く手の道端に寝そべるラプラドルにも怒り、舗道を塞ぐ配送トラックの荷物にうんざりし、タクシーが横断歩道上にあろうものならドアを叩いて移動させる。ああどれも「行く手さえぎる」がキーワードだ。自分以外のものはコントロール出来ないのは分かっている。それでも自分の前を空けておきたい。誰にも邪魔はさせないってか?自分勝手で幼稚な私が前面に出ている。...
管理建築士

管理建築士

土曜日の今日も仕事だ。ハイペースで続けている。少し疲労している。一気に増加したので堪らずに応援を頼んだ。それでも今月は日曜日以外は休みがとれない。今までとは少し違うパターンだけど、成果品がどんどん積み上がって行くのは我ながら見ていても楽しい。先週、管理建築士の試験講習を受けてきた。丸一日の缶詰状態。6時間に及ぶ講習の後に、99%が合格する意味の無い試験が行われた。60分の持ち時間で最初の10分で終えてしまった。残りはひたすら眠った。硬い椅子の上で猫のように。今までは管理建築士は資格制ではなかった。一...
不良債権回収終了!

不良債権回収終了!

争いごとが終了した。これで3度目だ。普通の人なら一生に一度も無いのだろう。しかし会社としては争わなければならない時がある。ましてや、相手が勝手に建設を中止しておいて、設計監理報酬の残金を払わないのであれば。終わったのだけれどすっきりしない。徒労、という言葉が体全体にのしかかる。勝つには勝ったけれど、かろうじて、という感じ。作戦もまずかった。量と力だけで一気に押せるはずが、逆に責められた。なんで?反省の日々。憎しみと怒りのパワーを駆り立てなければ裁判には勝てない。でもそれは自己を傷つけ、日々を引き裂き...
お昼が・・・

お昼が・・・

昨日は夜の10時過ぎまで残業。休日なのになあと思いつつも、帰宅してからも深夜まで仕事。朦朧としたまま朝出かけようとする。奥様の昼のサンドウィッチがあるわよ、との言葉に机の上の袋を掴みカバンに放り込む。ちょっと硬いな、と思いつつも。玄関を出て、光の中を眩しげにマンションの階段下までおりる、と奥様の声が上方から響き渡る。忘れ物!って言ってる。あわてて受け取りに戻る。昼のサンドウィッチだ!えっ、じゃあこのカバンに入ってるのは開けて見たら、包みに入ったコーヒー茶碗。硬いはずじゃ。目が醒めた。慌てものの私め。...
風と湖と猫

風と湖と猫

先週末と今週初め、とある湖(実際は大きな沼)の畔に一日中いた。マンションの改修工事といってしまえば実も蓋もないが・・。平地の3倍の風が常に吹いている。雨が強い日には風と共に下から雨粒が吹き上がってくるらしい。現場にいて次々と来る業者を案内し工事の説明をする。2日間で11人を案内した。結構楽しいものだ。新築ならば事務所にいて、図面を渡して終わり。でも改修工事では事細かに解説して上げなければならない。風に吹かれ、光にまとわり付かれ、猫の視線に遊ばれ、自分が何処にいるのか分からなくなる。黒く大きな豹のよう...
土地情報は夢の架け橋?

土地情報は夢の架け橋?

一昨日、昨日と連続して土地情報持込を行った。これは有力な土地に対して、未だ元気なディベロッパーに買わないかと持ちかける事。こちらへの見返りは設計契約というパターン。某破綻寸前のディベロッパー所有物件だ。既に監理ポストに入っている。価格は1/3。驚く無かれたったの、である。捨て値でも良い、少しでも債権回収したいという債権者の思惑。小金、中金持ちでも買える値段。それも都心の一等地。2割3割引きセールではない。なんという時代だろう。ちなみに私の努力は徒労に終わりそう。さっさと本業に戻りましょう。一昨日もの...