夢、洪水の夢を見る、最近多い。何処かのひなびた旅館にいる、大雨が降り多くの人が避難してくる。1階が水に埋まり上階へ人々は逃げ始める、屋上からは濁った泡のような水が道路から上ってくる、もう車も通れない、おまけに私を追ってくるものが居る、夕闇が迫り光が鈍い橙色に輝く、いそがなげれば逃げ場を失う。奥さまが山道の途中にゴムボートがあったという、私はかつて自分が空を飛べたことを思い出す。夕闇の崖に向かって渦巻く黒い川を下に思いきって飛び出す、ふわっと体が浮いたと思ったら凄いスピードで宙に飛び出した。ぐんぐん加...